ドライマウスの主な原因は薬物の副作用です
したがって、使用薬剤の必要性を考慮しながら、変更・減量が可能かどうか、主治医と相談していくことは必要でしょう。
また、対症療法として、口腔粘膜の保湿、唾液腺マッサージ、口腔ケアなどによる口腔機能改善、唾液分泌刺激薬を服用することもあります。
しかし、これまで、ドライマウスの予防についてはあまり言及されていませんでした。
全身にさまざまな病態と現す病的老化は、“活性酵素の増加と抗酸化力の減少による酸化ストレスの蓄積である”といわれていますが、この主な原因である、生活習慣(喫煙、過食、アルコール過多など)を改善し、適度な運動、さらに社会参加を心がけることが必要です。
これに加え、年齢とともに減少していく抗酸化力を食事やサプリメントなどで高めることも大切です。