ドライマウスとは?

「唾液の分泌量が低下し、唾液の質が変化する状態」をいいます。
現在、65歳以上の56.1%は口腔乾燥症を自覚し、そのうち27.7%は常に自覚しているとの報告があります。

また、口腔乾燥を訴える患者の多くは閉経した女性との報告もあります。

唾液は口腔のみならず全身にもさまざまな役割を持っているため、ドライマウスは老化を促進させ、健康寿命の短縮の一因となっています。

ドライマウスの原因

◎  薬剤によるもの

口渇の副作用を有する主な薬剤

口腔乾燥の副作用を有する代表的な薬剤です。我が国では900近い種類の薬剤があるといわれています。

他の原因としましては、

◎ シェーグレン症候群
◎ 女性ホルモンの減少
◎ 放射線治療
◎ 口呼吸
◎ カフェイン、ニコチン、アルコールの過剰摂取
◎ 老化
◎ ストレス

さらに、ドライマウスは糖尿病の代表的な全身疾患のひとつです。

この糖尿病によるドライマウスは、高浸透圧利尿により尿量が増加して、体内の水分移行による脱水で生じます。

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