1.健康な歯
歯は健康な歯ぐき、骨に守られています。
堅いものが咬めるのは、歯がしっかりしているだけではなく、歯を支える組織(歯ぐき、骨など)がしっかりとしているからです。
2.歯肉炎
歯と歯ぐきのさかい目の歯肉溝が、口の中で最も細菌に対して弱いところです。
しかも、歯の根もとの部分はみがき残しが多く、バイオフィルムを形成します。バイオフィルムとは、むし歯菌や歯周病菌(プラーク)のかたまりで、歯ぐきに炎症を起こさせます。
歯肉炎は、歯をみがくと出血したり、歯ぐきが赤く腫れるなどの症状があります。
3.重度歯周炎
歯肉炎の状態で治療を受けられと比較的簡単に回復しますが、これをほうっておくとさらに進行し、歯周炎になります。歯周炎では、歯ぐきやまわりの組織の破壊が進み歯を支えている骨も溶かしてしまいます。
そして最終的には、歯はグラグラになり、抜けてしまいます。これら歯肉炎、歯周炎を合わせて歯周病といいます。
さらに歯周病の怖いところは、多数の歯がいっぺんにダメになってしまうところです。