子どもの歯並びの年齢的変化
子どもの歯並びの年齢的変化
○0~2歳まで
最初に下の前歯が生えてきます。
早いお子さんは生後3か月から。
そして乳歯が前歯から順番に4本生えてきます。
記号で言えばABCD
生える順番は下の歯次に上の歯というようにA⇒B⇒D⇒C
○3歳前~4歳
いちばん奥の乳歯の奥歯が生えてきます。その分、歯並びは奥に成長します。
乳歯列の完成です。
ABCDE、上下左右5本ずつ
乳歯列期の歯並びは前歯に隙間のある状態が理想です。
きちんと並んでいても前歯の間が詰っていると、永久歯に生え変わったときにスペース不足で歯の重なり(叢生)が発生します。
○5~6歳
前歯の生え変わりと、永久歯の奥歯(第一大臼歯)が生えてきます。その分奥に歯並びは成長します。
前歯の生え変わりの時にスペース不足でほとんどのお子さんの永久歯の中切歯、側切歯は重なった状態になります。(叢生の発生)
小児矯正の開始時期です。
この時、理想的なあごの発育状態であれば、あごも前の方に成長し、永久歯の前歯の重なりもありません。
今後乳歯から永久歯に生え変わるときにあごも一緒に成長していくのです。
○7~11歳
前歯のつぎに犬歯を含む横の歯の生え変わりに時期、第一乳臼歯、第二乳臼歯、乳犬歯⇒第一小臼歯、第二小臼歯、犬歯へ。
前歯の歯の重なり(叢生)が解決されなければ、軽度の症状から、中度、重度に叢生は進行。前歯だけの問題から、口全体の歯並びの問題へ。
小児矯正の場合、この時期はあごの成長発育も見込めるので、遅めですが矯正治療を始めるチャンスです。
○12歳以降
いちばん奥の第二大臼歯が生えてきたら、歯並びは完成ですが、生える時期に個人差があり、12歳から16歳までの間です。
男の子の場合はまだ、成長発育しますが、女の子の場合はほぼ終了です。
歯並びが完成すると同時に噛み合わせもしっかりと決まっていきます。