小児矯正装置の手入れについて
もくじ
小児矯正装置の手入れについて(床矯正研究会発行冊子より)
小児矯正装置(床装置)の汚れやすいところは
?ネジ
一番汚れが付きやすいのがでこぼこしているネジの部分です。
この部分に汚れがついたままにすると、汚れが固まって、ネジが動きにくくなったり、動かなくなったりして、装置が使えなくなる場合があります。
ネジの内部まで、ブラシの毛先を届かせましょう。
その時、ネジが回ってしまわないように、横にこすらず、チョンチョンとつつく感じでお願いします。
?床(ピンクのプラスチックの部分)
床はプラスチックで細菌がつきやすいので、こまめにブラシをかけましょう。
?ワイヤー
折れたり曲がったりしやすいので、ブラシでやさしく汚れをとりましょう。
床装置の手入れの仕方
歯を磨くときのハブラシとは別に、床装置を磨くブラシを用意しましょう。
(使い古しのハブラシや入れ歯用のブラシなど)
装置を外したら、必ず水洗いをしましょう。
ネジや細かいワイヤーの部分は、小さめのハブラシで細かく磨きましょう。
装置には歯みがき剤は使いません。
(ネジ部分に歯みがき剤が入り込んで壊れる場合があります。)
また、普段のお手入れの他に、除菌のために入れ歯洗浄剤(部分入れ歯用)
なども利用できます。
総入れ歯用はネジの部分など金属がふくまれているので不向きです。
装置をブラシで磨いた後で、洗浄剤につけておくとこびりついたヌメリや頑固な汚れ、いやなにおいなどをとってくれます。
つけておく時間は5分からひと晩。
商品によって違いますので、説明書を参考にしましょう。これは、薬局で購入できます。
食後、おやつを食べたあとなどは、必ず歯みがきして、お口の中をきれいにしてからきれいな装置をはめましょう。