大人の矯正
矯正歯科コラム
2018年10月9日
もくじ
成人からの矯正治療
大人になってからでも歯の矯正はできます。しかし、年齢を重ねた分デメリットが発生します。
歯の劣化(失歯・むし歯)、あごの骨が固まり痛みを感じやすくなる、唾液量減少によるむし歯になる危険性が上がる、などがあげられます。
また、治療にあたり下記の条件を満たしている必要があります。これらの条件を満たせば、大人でも矯正治療は可能です。
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■ 歯の重なりが軽度である。
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■ 受け口(噛み合わせが逆である)ではない。
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■ 矯正装置を1日14時間以上入れることができる。
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■ 「歯並びのどこをこうしたい」と具体的にはっきりとした目標をもっている。
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■ 「卒業式までに、就職までに治したい」と期間的にも目標をもっている。
一番大切なのは、目的意識がはっきりとしているかどうか、です。
あと、重度の歯の重なりの場合は、治療期間が何年もかかるので、大人の場合はあまりお勧めできません。
さらに、受け口(反対咬合)の場合は床矯正だけでなく、従来の抜歯矯正でも、治療自体難しいです。
なぜならば、歯並びの問題ではなく、頭蓋の骨格的な問題も関わってくるからです。