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矯正歯科コラム

子どもの歯並びと舌の癖

矯正歯科コラム
2018年10月9日

子どもの歯並びと舌の癖

子どもの歯並びと舌の癖

子どもの歯並び“舌の状態”は密接な関係があります。

最近の矯正相談では、歯並びに問題のあるお子さんのほぼ70~80%のお子さん方に、舌の位置異常、または、舌の運動に問題が見られます。

 

舌は通常、上あごのくぼみ(口蓋=こうがい)にくっついている状態が自然です。

食べものを飲み込むとき、しゃべるときはもちろん、勉強をしているときも、本をよんでいるときも、考え事をしているときも、常に舌は口蓋にくっついているものです。

ところが、舌を口蓋にくっつけられないお子さんが増えているのです。

そして、舌で歯いつも触っている(押している)状態なのです。

その触り方によって歯は動かされ、受け口(反対咬合)や上下の前歯がかみ合わない状態(開咬)になっていくのです。

 

2歳後半から5歳前半の幼児期の“子どもの歯並び”の時期の“受け口”はまず、この舌が大きな原因となっています。

舌で下の前歯をいつもググッと前に押し出しているのです。

このタイプのお子さんは、下唇が前に出ていて、下あごをいつも前に出そう、出そうとします。

その結果受け口になり、幼児歯科健診や、歯科医院を受診し、お母さん、お父さん方は「受け口になっていますが、どうしたらいいですか?」と相談します。

 

ところが、ほとんどの歯科医師は“舌が原因”とは知らない(普通、歯科健診をしている歯科医師は矯正治療を実際に行っている人はほとんどいませんので)ものですから、「まだ、子どもの歯なので様子を見ましょう。永久歯が生えるまで・・」と言うのです。

しかし、“舌を前に出す習慣”が自然に治ることは、まずありませんから、5歳後半から6歳にかけて、前歯が永久歯に生え変わっても下の歯が前に出た状態(反対咬合)になっていきます。

 

ここで、あわてて、矯正歯科に相談に行くと、さらに、「奥歯が生え変わりはじめるまで様子を見ましょう」と言われ、下あごがさらに前に伸びて骨格的にも反対咬合になってしまうこともあるでしょう。

奥歯の生え変わり時期は、背もグーンと伸びる時期ですが、舌の状態も背が伸びるのと同時に、さらに不安定になり、前に出てきます。

今までの臨床経験のなかで、下唇が突然前に突き出てきて、それがきっかけとなって背が急激に伸び始めたお子さんを何人も見ました。

・・・そして、最後には“あごの骨を切る!”手術をすすめられるのです。

 

実際に“舌の力”というのは、矯正の力よりずっと強い力ですから、
舌の位置、動き、悪い習慣などをそのままの状態にしておいては、歯を矯正治療をして動かしても、また元の状態に戻ってしまいます。(矯正の後戻り現象)

ですから、お子さんの歯並びを良くするにはまず、舌の働きをよくすることが大変重要です。

たしかに、“舌”以外にも、悪い歯並びの原因はありますが、“歯並びに対して直接悪影響を及ぼし、さらに大変治しにくい!”のが舌の問題なのです。

では、どういう方法で舌について、対処していくのでしょうか?

近藤歯科クリニックでは、4歳以上のお子さんであれば、パナシールドをやってもらいます。

マウスピース型の装置で夜間はめるのです。⇒詳しくはこちら

 

また、“あいうべ体操”“タッチスティック”も有効です。

 

6歳以上であれば、ガムを噛む“ガムトレーニング”も効果があります。

 

このように、幼児期から、その時に“できることを無理なくやっていく”ことが大切です。

それが、その状態の改善につながります。

 

舌を出す子どもの癖に要注意

 

舌を出す子どもで注意しなければならないのは、受け口だけではありません。

舌を前に出す位置が下の前歯ではなく、上の前歯である場合は、出っ歯が誘発されます。

専門的には上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼ばれる歯並びで、口元がモコっと膨らむ口ゴボの原因にもなりやすい症状です。

 

舌を前に出す位置が上下の歯列の間である場合は、開咬(かいこう)や上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)という歯並びが誘発されることもあります。

開咬は、上下の前歯の間に不自然なすき間が生じる歯並びで、奥歯では噛むことができます。

けれども、前歯がそもそも接触することがないため、食べ物を噛み切ることができなくなります。口呼吸も促され、見た目もあまり良くありません。

そうした開咬は、舌を出す子どもによく見られる症状です。

 

上下顎前突は、文字通り上下どちらとも前に突き出ている歯並びで、出っ歯と受け口の症状の合わせ技のような状態です。

こちらも舌を出す子どもに見られやすい歯並び・噛み合わせの異常といえます。

 

舌突出癖(ぜつとしゅつへき)の改善方法

 

舌を出す子どもに見られる舌突出癖は、歯科医院での治療やトレーニングによって改善させることが可能です。

舌突出癖を放置すると、上記のような歯並びの異常を引き起こしかねないため、早期に改善するのが望ましいです。

立川の近藤歯科クリニックであれば、舌を出す子どもの症状もさまざまな方法で改善できますので、まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせ」のページに相談フォームを設置してあります。

お名前やメールアドレス、電話番号、お子さまの気になる症状などを記載してお送りいただければ、対応させていただきます。

お口の中の写真も添付できるようになっておりますので、必要であればご利用ください。

矯正・小児矯正に関する、ご相談・お問い合わせはお気軽に下記よりご連絡ください。

Googleの口コミ

千岡千岡
23:57 28 Oct 22
子供の矯正と私も虫歯で通いました。先生の説明はわかり易くハキハキした方で気さくな感じが私にはあってますが、ダラダラと話し込みたいタイプの患者さんには不満なのかもしれません。ただ他の口コミの様な怒鳴ったり高圧的な態度をとられた所などは見たことがないので不思議です。気さくで声が大きい元気な感じがお医者さんぽくないからですかね。料金もかなり抑え目で腕もいいのでいつも混んでいて、先生は飛び回って診察していますが、歯科助手の方が付きっきりお話を聞いてくださいます。私がかかった時の歯科助手の方はかなり知識が豊富で先生に聞かなくても疑問は解消されていましたよ。下の歯がかなりガタガタしていた娘の歯は抜歯無しでとても自然に綺麗になり本当に大満足です。先生が忙しい事を理解して、人気があり混んでいる事も我慢出来る方は是非利用してみるといいと思います。
いーちゃんママいーちゃんママ
11:08 30 Jun 22
歯並びは一生ものと思い、色々調べた結果矯正としては、小学1年生からお世話になりました。現在中学生になり、気兼ねなく、にこっと笑えるのは、こちらの歯科医院のおかげです。矯正治療は、本人も家族も労力が入りますが、小学生の時に通って良かったっ思います。(中学に入ると一気に忙しくなるので。)お菓子の是非や、生活での決まりなど、最初はびっくりする程厳しく感じる先生との約束ですが、歯は大事!と思えば、きっと大丈夫。歯医者さんに連れて行くことは、時に母親の負担が大きくなりますが、その分ゴールが見えた時は嬉しく感じました。
晴美藤原晴美藤原
11:11 20 Jan 22
子供の歯並びが酷く、ワイヤーを張るタイプの矯正予定でした。しかし上下あわせて4本抜かないと綺麗に並ばないと言われて、知り合いに相談したところ、こちらのクリニックを紹介されました。先生とお話しさせていただき、抜くことなく、痛くなく治せると説明頂き通うことを決めて9年通いました。お陰様で歯を抜くことなく綺麗に揃い、とても感謝しております。予約が取りづらい(人気があるので)ですが、腕は確かです。料金は一括払いではないのも良かったです。
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