口の中は生まれた時は無菌状態です
そして、間もなく、母親や、周りの人たちから細菌などの病原体が侵入し、口腔常在菌として、住み着いてしまいます。この病原体は健康な人の口の中では、“共生”と言って、宿主に影響をあまり与えることもなく、生きています。
しかし、“歯みがき”などの口のなかのお掃除を怠ると、異常増殖し、歯と歯ぐきの間の溝(歯肉溝)などに、肉眼でも見られる歯垢を作ります。
歯垢1ミリグラムには1億以上の細菌などの病原体が住んでいるのです。これは、糞便よりも、高密度の細菌といえます。これが、むし歯、歯周病さらには、糖尿病、脳梗塞、心内膜炎、新生児早産、誤嚥性肺炎などを誘発するのです。