薬物の内服により、歯肉増殖を起こすことがあります。(薬物性歯肉増殖症)

  1. フェ二トイ(アレビチン、ヒダントロール)
    てんかんの発作を止める、抗てんかん薬です。中止することが難しいので、プラークコントロールを入念に行い、(お口の中を丁寧な歯みがきなどで、清潔な状態にする)極力炎症を抑える努力が第一です。 そうすれば、増殖はだいぶ抑えられます。
  2. 二フェジピン(アダラート、セミパットなど)
    カルシウム拮抗薬で、血管拡張作用があり、高血圧症、狭心症に対して広く用いられています。歯肉増殖が見られた場合、他の薬に代えてもらえるよう、主治医と相談しています。
  3. シクロスポリン(サンディミュン)
    免疫抑制薬です。フェ二トイン、二フェジピンと同じく、プラークコントロールを徹底させることで、局所の炎症を減少させることが望まれます。

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