近藤歯科クリニックでは平成8年の開院以来、女性の患者さんが多く、継続的に来院されています。
女性ホルモンと歯周病の関係
加齢にともなう女性ホルモン、免疫応答、唾液量の変化
(奥田克爾:口腔の感染症とアレルギー改訂版.一世出版,1998.p.70.より)
※:免疫に関与するT細胞,B細胞は胸腺という組織で作られますが、胸腺は加齢と共にその重量が減少します。そのため、高齢にになるにつれ身体の免疫力は徐々に低下すると考えられます。
「女性ホルモン(エストロゲン)は脳から出るホルモンの指令によって卵巣から分泌され、多くの働きをします。しかし、卵巣の機能は40歳台中ごろから急激に低下し、エストロゲンの分泌が減少します。40歳代から50歳代は女性には身体的、精神的に大きな変化が起こり、さらに環境の変化も加わって、心や身体に乱れが生じます。ちょうど、身体の免疫力も弱まり始め、歯周病などの感染症にもかかりやすくなってきます。」
(女性のためのオーラルケア・石井正敏著 砂書房)
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