越後駒ヶ岳
越後駒ヶ岳
越後駒ヶ岳(2003m)は魚沼駒ヶ岳ともいい、中ノ岳、八海山とともに、越後三山のひとつで、古くから信仰の山でもありました。
今回、新潟県の六日町側の越後三山森林公園キャンプ場の登山口から、往復する予定でしたが、あまりにも道が急で登ることは、なんとかできましたが、降りるに降りられず、少しでも道がなだらかな銀山平方面にやっとの思いで下ったのでした。
雪によって、山肌は削られ、谷も深くなった豪雪地帯の山の厳しさを、実際に最も急峻な道を必死に登ることにより実感いたしました。アルプスより厳しい道でした。
夜明けとともに、対岸の八海山の上部に日があたってきました。
八海山の中腹は紅葉まっさかりです。
するどくえぐられた谷。10月というのに、まだ、雪も残っています。
山ツツジの黄葉です。
朝日の紅葉がきれいです。
ここから、上に見えているピークまで、道が険しく、2時間半くらいかかってしまいました。
景色は素晴らしいのですが、道は険しく、岩と木の根と笹にしがみついて登っていきます。
対岸の八海山とほぼ同じ高さになりました。
森林限界になり、目指す越後駒ヶ岳がやっと見えてきました。登り始めて6時間です。
小出、小千谷、長岡などの町がはるか遠くに見えます。
山頂までもう少し、あと一息!
やっと山頂!
越後駒ヶ岳、日本百名山78座め、まさに七転び八起きの登頂でした。
秋の最高の天気のもとに、周囲360度の大展望!
八海山、中ノ岳、巻機山、尾瀬の燧ケ岳、福島の会津駒ヶ岳、新潟の守門岳、奥只見湖、新潟平野まで見えました。
夜は満天の星空。
日の出もバッチリです。会津駒ヶ岳から日が昇りました。
朝日に向かって山を銀山平方面へ下ります。昨日とは打って変わってなだらかな道。
振り返ると、あっという間に山頂はあんな遠くに。
銀山の銀を運んだという“銀の道”は紅葉まっさかりでした。