幼児期のむし歯の対処法は、大人と違います。慣れない歯科医院に連れていくだけでもたいへんですね。お子さんにも無理なく、負担をかけずに、対処していかなくてはなりません。そして、乳歯と永久歯の形態、性質の違いを考えて対処することになります。
さらに、年齢別、歯の状態によって多くのケースが考えられます。
しかし、むし歯になることによって、今までの良くない?生活習慣を変えていくチャンスをもらったと思えば良いのではないでしょうか?
プラス思考でいきましょう!
乳児期、幼児期の歯みがきは、多くのお母様方がお悩みです。クリニックおよび、歯科健診に来られるお母様方で最も多いご質問です。お子様の気持ち、立場で考えるのがヒントです。
それは、「痛いところを触らない!」と「笑顔で、楽しく!」です。
それさえ気をつければ、それほど難しいことはありません。
そして、最初が肝心です。お子さんが歯みがきさせてくれたら、お母さん、喜んで、笑顔で、うんと褒めてあげてください。
赤ちゃんのころから、よく、お口の中を注意して見てあげてください。
最初の歯が生え始めてからの流れを詳しく書いてみました。
さらに、むし歯を防ぐには、以下2つのお願いがあります。
1つ目は、夜間の母乳をあげた後は必ず、ガーゼなどで、生えてきた前歯を拭いてあげてください。生後8,9カ月すると下の前歯が、10カ月くらいになると上の前歯が生えてきます。
夜間の母乳の習慣を失くしていくとともに、母乳をあげたときは、前歯を拭きましょう。
2つ目は、甘いお菓子などは、3歳になるまでなるべくあげないようにしてください。ジュース、イオン飲料なども良くないです。
3歳以降、外部との交流が多くなるとある程度は仕方がないと思いますが、誕生日とか特別の日以外はあげないようにすると良いです。
3,4歳の乳歯が全部生えそろっている時期によくある悩みです。
もともと、幼児期は泣き顔になると、あごが前に出がちになるのですが、日常でのお子さんの様子をよく観察していきましょう。
幼児期の受け口は、遺伝的なものよりも、環境的な影響の方が多くでます。とくに眠っているときのうつ伏せの体位は受け口になりやすい傾向があります。歯並び、噛み合わせを考えますと、上向きにお子様を寝かせましょう。
さらに、離乳期の舌の運動が少なめで、舌を上に上げられずに前の方に出し気味になってしまっているお子さんも見られます。
歯の生える時期は個人差があります。早いお子さんと、遅いお子さんでは乳歯は半年、永久歯は1年ちょっとの幅があります。ですから心配ないことも多いのですが、最近は歯の数がもともと少ないお子さんも多く、その他、歯の生えにくい原因がありますので、詳しくはこちらをご覧ください。
さらに、近年は食生活の変化により、“噛む食事”から、“噛まない食事”に変わってきており“噛む刺激が足りない場合”や“あごの発育が少なく、歯の生えてくるスペースが足りない場合”も日常的にみられます。
これも、5,6歳のお子さんでのご相談で最も多いケースです。一般的に乳歯を無理に抜く必要は無いのですが、詳しくご説明しますので、クリニックに気軽にいらしてください。
そして、この段階で将来的な歯並びの予測も立てられ、矯正治療が必要か、必要ではないか、お話しできると思います。
最近、いつも、お口をポカンと開けているお子さんを多くお見掛けします。口が開いてしまう原因は?どう対処したらいい?小児矯正の立場から詳しく書いてみました。
そして、お口を開けているお子さんはたいてい舌も前に出気味で、噛み合わせも将来的に受け口や開咬(上下の前歯の間に隙間ができて、上下の歯が咬みあわない状態)になっていく場合も多いです。
鼻が慢性的に詰っていて、呼吸が苦しくてお口を開いている場合もよく見られます。
指しゃぶりは年齢ごとに対処法が違ってきます。
殆んどの場合、心配ないことが多いのですが、5歳後半の永久歯に生え変わる時期まで延びてしまうと、歯並びにも影響が出てきます。
1,2歳児期の指しゃぶりは成長発育にともなう自然な行動ですので、ご心配されなくていいと思います。
お口ポカン、口呼吸と密接な関係があります。
あと、歯並びにも重大な影響を及ぼしますから注意が必要です。3,4歳の幼児期からチェックしていくといいでしょう。
実際に最近の傾向として、“舌を前に出す”お子さんは増えているように感じます。
3,4歳になると、“舌を前に出さずに、舌を上に持ち上げる”マウスピース様のトレー二ング道具も使用可能になりますので、黙って“様子を見ている”より、出来ることを行っていくことをおすすめしています。
歯並びにその原因があります。そして幼児期、小児期は遺伝的影響よりも、後天的影響の方が強く、環境的なもの(生活習慣)に左右されます。では日常、どうしたらいいのでしょう?
そして、一般的に矯正治療は永久歯が生えてから始めますが、前歯が生え始めた時期もあごの発育に大変重要な時期で、“食べ物を意識して前歯で噛むこと”や、“食べる時の姿勢に注意すること”はすぐに実践していく必要があります。
黙って様子を見ているのではなく、その時期、その時、出来ることをやっていくのが大切です。
それによって、歯の重なりの重症化、噛み合わせの悪化を防ぐことが出来るのです。
歯並びの良いお子さんはかわいいし、健康的ですよね。
遺伝的なものも確かにありますが、生活習慣である程度注意していけば、だいぶ違ってきます。出来れば赤ちゃんの授乳期から取り組んでいくといいですね。
生活習慣も、幼児期から注意していくと、歯並びだけでなく、健全な成長発育、大人になってからも、健康的な生活習慣、食生活、さらには、お子様の幸せへとつながります。
立川の小児矯正歯科として、それが一番のよろこびです。
妊娠期はお口のケアが重要です。立川の近藤歯科クリニックは妊娠期の方のむし歯、歯周病の治療に力をいれています。さらに、生まれてくる赤ちゃんの歯もこの時期に作られますので大事な時期です。お気軽にご相談ください。
立川市では、無料妊婦歯科健診を行っています。
安定期では、ほとんどの方が通常の歯科治療、歯周病検査ならびに治療を受けられています。
したがって、出来るだけ早めに健診を受けられることをおすすめします。
当クリニックでは、位相差顕微鏡による歯周病菌の有無の検査を無料で行っております。
当医院名 | 近藤歯科クリニック |
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診療 科目 |
小児歯科・矯正歯科・ 予防歯科・一般歯科・小児矯正 歯周病・義歯・歯科口腔外科 (外来環算定歯科) |
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