立川の小児歯科の近藤歯科クリニックにようこそ。
子育て中のお母様、お父様、さらに大事なお子様方のお役に立てますよう、
スタッフ一同、小児歯科治療に取り組んでおります。
立川で開業して22年の間、むし歯、歯並びなど、お子様の口のことでお悩みの保護者の方々の声を聴いてまいりました。
その皆様方の立場、視点に立って、わかりやすい説明、丁寧な対応をすることを心掛け、患者さんにまっすぐに向き合うことをモットーとしています。
お子さんを褒めて、優しく包み込むように
「この診療台にいい子で座ってくれているお子さんのためには何ができるか?」
「心配されているお母様、お父様のために、如何にわかりやすく説明するか」
これがまず原点です。
大人でも緊張する歯科ユニットに小さな体でいい子で座ってくれているお子さんは本当にエライ!
それだけで「○○ちゃんすごいよ!」「□□くん、お兄さんだなあ!」
と褒めてあげます。
お母様、お父様にもわかりやすく、丁寧にご説明いたします
そしてお子さんの病状を心配されている保護者の方には、親しみをもって、わかりやすく、専門家として上から目線にならないようにお話しさせていただきます。
私自身、子供の親としての体験から、余計なご負担、ご心配をおかけしないようにご説明できるよう、心掛けております。
小児歯科と矯正歯科を一体化
当クリニックでは、小児歯科の治療中も常に矯正歯科的な見方や、アドバイスもしていますので、小児矯正への移行がスムーズにできます。
また、小児矯正治療中もむし歯になっていないか常にチェックしています。
小児歯科、矯正歯科ともに、院長の私(近藤)が一貫した治療方針で診療させていただきます。
泣いて嫌がる子も押さえつけて無理やりの治療をしない
けがなどの緊急時を除き、まず、無理やりの治療はしません。
まず、クリニックの場に慣れながら、無理なく、少しずつ。
近藤歯科クリニックではお子様の歯をすぐには削らない方針です。
なぜならば、
「お子様の気持ち」と「乳歯の特性」を考えると、“すぐに歯を削る”ことがかえってマイナスになるからです。
お子様の場合(大人もそうですが)、“いきなり歯科医院で歯を削られる!”ということがどんなに怖いことか・・・。
まず、場に慣れることと、ちゃんと治療する必要性を理解する(3歳以上であれば可能です)ことからです。
さらに、乳歯は永久歯と違い、削られることによって思わぬ反応を起こします。
大事なお子様をむし歯から守るため、乳児期、幼児期、学童期に分けて、“むし歯にさせない要件”を詳しく書いてみました。
さらに“上皮真珠”、“癒合歯”、“低位歯”、“過剰歯”、“中心結節”などのキーワードも重要です。
さらに、むし歯にさせないためには、妊娠期のお母様のお口のなかの状態もポイントです。
また、離乳食の与え方も重要です。
“お子様の歯みがき”は、ほとんどすべてのお母様方の共通の悩みのひとつだと思います。
☆歯みがき嫌いにさせないためには?
☆実際にどうやって磨くか?
☆歯磨き剤は使うべきか?
☆フッ素の使い方
など、詳しく書いてみました。
小児歯科ではお子様の成長発育を常に考えながら、今後の歯の萌出、歯並び、噛み合わせの変化を予測しながら治療をしていかなくてはなりません。
そして、その時期、最も必要なことを優先して行っていくことが重要です。
以下、小児歯科に必要な要件を挙げてみます。
(1) 小児の成長発育を理解し、口腔筋機能指導ができる。
(2) 歯並び相談に乗れ、実際に矯正治療も行う。
(3) 子供を怖がらせない
(4) 子供にちゃんと説明する。
(5) 将来を考えた治療をする
(6) すぐに歯を削らない、必要以外に歯を抜かない。
(7) お母さんの妊娠期から、歯科治療、口腔衛生相談をしている。
(8) お母さん、お父さんと喜びを共有でき、ご家族の歯科治療も行える。
“立川市の幼児歯科健診でお母様方はみんな「いい小児歯科はありませんか?」と聞かれます。
◎まず、第一に歯科医師とお母様の相性ではないかと思います。
お母様方の気持ちはすぐにお子さんたちに伝わります。
他の人は「いい歯医者さんだ」と言っても、お母さん自身の第一印象が一番確かではないでしょうか。
◎次には、その歯科医師の“考え方”、“歯科医院の方針”です。
子どものむし歯の対処法として、(たとえ子どもが嫌がっても)すぐに削るか、子どもが慣れるまで待つか、甘い食べ物を止めてもらってから対処する、・・・など様々です。
ちなみに近藤歯科クリニックでは、いきなり削らず、お子さんと対話し、甘いものを止めてもらってから対処するようにしています。
さらに、お母さんの疑問、気になることをどんどん、歯科医師に質問することです。
たとえば、指しゃぶりへの対処、受け口の悩み、歯並びの相談など、何でも遠慮せずに聞いてください。それで、歯科医師の“考え方”がわかります。共感、納得できましたらOKです。
◎あとは歯科医院全体の雰囲気です。
子どもたちは、その場の雰囲気に敏感です。以前に病院で怖い思いをして、トラウマになってしまったお子さんは別として、最初は子どもは歯科医院を怖がらないものです。歯科医院の雰囲気が良ければ、子どもたちは喜んで通ってくれます。
あと、子どもが疲れていたり、眠かったり、ご機嫌がよくない時、または、歯科医院の雰囲気がちょっときになるようでしたら、トラウマになりますので、無理をせず、別の日にするか、他の歯科にするか考え直すのもいいでしょう。
かかりつけの歯科は、子どもにとって大変重要です。
乳歯から永久歯への生え変わりの時期でもあり、永久歯が生えたてでむし歯になりやすい時期でもあり、歯並び、噛み合わせのチェックもしてもらわなければなりません。
結論として、かかりつけ歯科医院選びは、実際に診療を受けてみて決めるのがいちばんいいと思います。
(1)幼児期のむし歯治療
(2)小児歯科の考え方
(3)子供の歯並び相談
(4)子供がむし歯になってしまったら
(5)フッ素について
(6)永久歯が生えてこない(萌出不全、埋伏歯)
(7)小児歯科と矯正歯科
(8)小児歯科の立場からの矯正治療
◎唾液の作用により、むし歯になった部分が再石灰化されます!
そして・・・
唾液には、歯の硬組織(エナメル質)を作っているハイドロキシアパタイトの成分と同じカルシウムやリン酸が含まれています。
これが歯の表面に吸着され、むし歯になった部分を修復(再石灰化)します。
実際に甘いものを食べているか、止めたかは、口に中を見ればすぐ、わかります!
甘いものを食べている時の口の中は、歯の表面がざらざらしていて、歯と歯ぐきの境目がぐじゅぐじゅで歯ぐきの色も濃くつやもない。
甘いものを止めた時の口の中は、歯はツルツルで輝いていて、歯と歯ぐきの境目もくっきりとしていて、歯ぐきの色も薄いピンクでつやもあります。
ほんと、すぐにわかります。
そして、むし歯の進行も止まっています!
いきなり、嫌がるお子さんを押さえつけてまで治療をする必要はないんです。
乳歯は「ABC」の3本の前歯、「DE」の2本の奥歯上下各10本ずつ計20本からなっています。
この図は口の中の正面から見た図です。
乳歯が生える時期は下記の図をご覧ください。
この図から、生える時期には、だいぶ個人差があり、性別によっても差があることがわかります。でも、心配な場合はかかりつけの歯科医に御相談下さい。
小児期で最も大切なことは、健全な身体と心の成長発育です。
そして、矯正治療において、最も大切なことは、“歯を抜かないこと”です。
“歯並び”には原因があります。
遺伝的なものもありますし、後天的な環境によるものもあります。
歯並びの原因を考えずに、ただ歯の並ぶスペースだけを考えて歯を抜いてしまうのは絶対にすすめられません。
そして、歯並びの原因とともに、舌の位置、あごの骨の形、筋肉の状態を、よく考えて矯正治療をしないと、必ず“後戻り”といって、歯を動かしても、元の位置に近い場所まで戻ってしまいます。
さらに、成長期のお子さんの歯を抜くことにより、あごの成長がさらに悪くなり他の歯の持ちも悪くなり、将来的には、歯周病にもなりやすくなります。
“ヒト”が生きてくうえで、最も大切なことは、“呼吸=息をすること”ですが、“歯並び”はさらに、頭の骨の形態、あごの位置、筋肉の状態などの “結果”であることがわかってきました。
したがって、成長期のお子さんの歯を抜いてしまうのは、呼吸に悪影響を与えるだけでなく、咀嚼、嚥下など、生きていくうえで必要な条件に悪い影響をあたえかねません。
さらに、歯並びが良くないお子さんは、鼻づまり、アレルギー性鼻炎、喘息、いびき、睡眠時無呼吸などの耳鼻科系疾患もかかえている場合が多いです。
これにはあご、顔の理想的な成長発育をさせる、バイオブロック療法が効果的です。顎顔面の成長発育により、鼻づまりなどの耳鼻科系疾患も改善され、歯並びも結果的に良くなります。
近藤歯科クリニックでも、今年から、このバイオブロック療法をはじめました。
≫バイオブロック療法についてくわしくはこちら
さらに、“歯並びを治す”ことをまず第一にするならば、床矯正治療も、年齢、状態によっては、従来の矯正治療と比較し、費用のかからない、取り組みやすい矯正治療法です。
このように、近藤歯科クリニックは立川周辺地域のお子さんの心と身体の健やかな成長を応援し、皆さまのご健康を願い、日々歯科診療に取り組んでおります。
お子様のお口の中は全身状態と密接な関係があります。
お母様、お父様方は、常日頃から、お子様のお口の中を見る習慣を持っていくことをおすすめします。
また、お子様のけがは、急なことで予測できませんから、かかりつけの歯科で定期的に受診されていくことと、その時期、その時期のけがのパターンを頭にいれておくといいと思います。
乳幼児期は家の中、学童期は登下校時などのけがが多いです。
6歳臼歯(=第一大臼歯)は乳歯の後に生えてくるもっとも重要な永久歯です。
その理由は、
○6歳臼歯は永久歯のなかで、最も大きく、よく噛める歯です。
○6歳臼歯で“歯並び”“かみ合わせ”は決まってしまいます。
○6歳臼歯が1本無くなっただけで、咀嚼効率は2/3以下になってしまいます。
○永久歯の中で、最もむし歯になりやすい歯です。
☆☆☆6歳臼歯は多くの永久歯の中でも、ひときわ大きく目立つ歯です。
そして、この6歳臼歯は、我々歯科治療をする側にとってもその重要性、必要性から言って“他の歯とは格が違う”イメージを持たされる歯といえます。
子どもの歯科治療の場合、この6歳臼歯をむし歯にさせないこと、守ることが、一番の目標です。さらに、大人の歯科治療の場合、その人の口の中でこの歯をどれだけ持たせるかがポイントにもなるのです。
○小児の矯正をしていると、予想外のことがときどき起こります。
一般的におとなの歯(永久歯)は乳歯が抜けてその下に生えてきますが、
たまに、原因はわかりませんがずれて隣の歯の上の方に生えてきたりします。4年生のAちゃんはおとなしい素直な女の子ですが、なぜか右上の犬歯が左隣の側切歯の上に乗っかってきてしまいました。これは生えてくる前に歯ぐきを切って歯を正しい方向に誘導しなくてはならない、そうお母さんとAちゃんにお伝えしました。
Aちゃんは歯ぐきを切る処置も頑張ってくれて、さらに歯ぐきから出した犬歯に着けたひっぱるためのゴムをつけるための金具に、自分でゴムをひっかけてひっぱってくれました。
実は、切った犬歯の周りの歯ぐきは痛々しくて、お母さんも思わず目をつぶって顔をしかめてしまうくらいの傷で、ご本人も相当痛かったと思います。ところがAちゃんは痛いとか辛いとか泣き言を言わずにもくもくとゴムをつけて取り組んでくれました。
本当にエライ! Aちゃんすごいなあ! 頑張ってくれてありがとう!
2か月後、犬歯は生えてきて、もう、ゴムをつけなくてよくなりました。
さあ、今度はワイヤー、ブラケットをつけてさらにちゃんときれいに並べるから、Aちゃん、もう少しの辛抱だよ!
○現在の近藤歯科クリニックの小児歯科スタイルが作られたのは多くの子どもの患者さんのおかげです。
10年前3歳のBちゃんは幼児の重症のむし歯で来院されました。
その時、私は“小児のむし歯は、すぐ、治療しなくてはならない”という歯科医師的常識があり、泣いて嫌がるBちゃんを押さえつけて治療しました。その後ずーっと通ってくれましたが“押さえつけての治療をしてしまった”という後悔というか、“もう少し時間をかけて負担のないようにできなかったのか”という自責の念はありました。
あるとき、矯正治療で通ってきているBちゃんに、「むかし、小さいころ、押さえつけてむし歯の治療をされたの憶えてる?」と聞いたら、即座にBちゃんは明るい声で「おぼえてる~」と答えました。
今、矯正治療、むし歯治療(Bちゃんはむし歯になりやすい体質、エナメル質が弱い)になんとしても、歯が長持ちするように、良い歯並びに、そして新たなむし歯をつくらせないように!という強い想いで取り組んでいます。しかし、子どもの心の中に「無理やり治療された」という負の記憶を残してしまっていて(そして私自身の負の記憶にもなっていますが)、今の近藤歯科クリニックでの子どもの心を大切にする歯科治療の土台づくりに貢献してくれた、そして今も通ってくれているという感謝の気持ちもそれ以上にあるのです。
Bちゃんは早産で生まれたため、エナメル質が弱い体質なんだね、今ならわかります。
患者さんとともにスタッフともども進化していく立川の近藤歯科クリニック。
Bちゃんのためにも、他の当クリニックに通ってくれているお子さんたちのためにも、先生も頑張ります!
小児歯科の特徴をあげてみます。
○子どもの成長発育(あごの成長)を考えての治療
○子どもの歯の生え変わり
○子どもの歯の性質
○生えたての弱い大人の歯に対しての対応
○歯が生えるときの問題(歯が生えにくい状況など)
○将来の予測
ざっとあげてもこれだけあります。
ですから、小児歯科と大人の一般歯科とはだいぶ違います。
まず、身体の成長に伴い、あごや顔の成長もありますから、大人と違って、歯が無くなっても、ブリッジやインプラントなどの人工の歯をつけません。
また、むし歯に対する処置も子どもの歯は大人の歯(成人の)とは性質が違いますので、成人の大人の歯の治療と違い、“子どもの歯の特性”を考えて治療をします。
子どもの歯はエナメル質が薄く、いきなりむし歯治療をすると、かえって歯の神経が弱って歯ぐきが腫れたりして、神経がダメになってしまいます。
そして、歯の神経がダメになると、歯の根が溶けてきてしまいます。
そこでどうしたらいいでしょうか?⇒(子どものむし歯治療・矯正について)
また、歯の神経が死んで歯ぐきが腫れると、子どもの歯を「生え変わる永久歯に良くない」からといって抜かれてしまうことがありますが、実際、永久歯に影響を及ぼすことは滅多になく、かえって乳歯を抜かれることによって永久歯の生えるべきスペースが無くなって、歯並びが悪くなるのです
“子どもの生えたての大人の歯”も“大人の(20歳以上)の大人の歯”とは、同じ永久歯でも、だいぶ性質が違います。
エナメル質の表面も弱く、溝の部分など、もともとエナメル質が覆っていない部分もあります。したがってお母さんとお子さんが同じ甘いものを食べていても、お子さんだけむし歯になってしまうのです。
生えたての大人の歯(永久歯)は弱いのです。
これが10~15年かけて唾液の中に含まれるミネラルを取り込んで表面がしっかりと固まっていくのです。
さらに歯の中の神経のある部屋も大きく、神経が歯の表面から近いため、むし歯治療で麻酔をしても大変効きづらいのです。
でも、子どもの歯のむし歯と違い、大人の歯のむし歯は一刻も早く処置しなくてはなりません。
ですから、お子さんの口の中の歯のむし歯に対する対応は乳歯と永久歯とは全く違ってきます。
さらに、歯が生え変わる時期も個人差があり、歯並びも予測しながら、それをお母様方に事前にお伝えしなくてはなりません。
“なぜ、歯が生えるべき歯が生えてこないか、またどのように生えてくるか”などです。
このように、むし歯のへの対応、歯並び、将来の予測など、小児歯科は大人の一般歯科とだいぶ異なっているところがありますので、かかりつけの小児歯科を探すときは、「子どもが多く通っている歯科医院」を選ばれるといいと思います。
歯科治療を受けることは、大人にとっても、怖く、緊張するものですね。
まして、小学校入学前の小さなお子さんにとって、歯科治療を受けることは、たいへんなストレス、恐怖、まさに一大事であります。
そして、“無理やり押さえつけられて、怖い、音のする機械で歯を削られたら!!・・・”おそらく一生この記憶が残るくらいのトラウマになってしまうでしょう。
大人の場合、「歯を治さないと、痛くなってしまう!、歯がダメになってしまう!、という理屈でわかっていても、早期の受診に繋がりません。
お子さんにとっては理屈もわかりませんし、とくに、幼稚園入園前のお子さんの場合、ご両親以外の人に接するのも初めてなので、まず、人に慣れることから始めなくてはなりません。
そこで、お母さん、お父さん方に「お子さんにとっても、ご両親にとっても、ストレスのない、優しい歯科の受診のされ方をご提案いたします。」
1.お子さんは、“歯科クリニック”に慣れれば必ず協力的になります。慣れるまで、個人差もありますが、根気よくお付き合いください。
つい、大人の都合で、“なんとかやりくりして、時間を作った。”とか、“できるだけ、通院回数を減らして効率よく。”とか考えると、お子さんに無理な負担がかかってしまいます。
2.家でお口を開ける習慣づくりをしてください。
たとえ、歯をしっかり磨かせてくれなくても、口を開けて見せてくれる、お風呂に入ったり、ご飯を食べる事と同じで、毎日、少なくとも1日1回はする決まりとして、習慣づけてください。
3.“歯科クリニック”は歯を無理やり治療する怖いところではなく、歯をきれいにお掃除してくれる楽しいところというようにお話ししてあげてください。
実際、歯科の分野も、治療から、予防に移行しつつあります。
4.家で甘い食べもの、飲み物を毎日あげないでください。
たまには、いいですが、ほどほどにです。
とくに、お菓子では、アメやグミなどは、くっつくので、せっかく治療して詰めたところがとれてしまいます。
5.治療がちゃんと受けられたら、お子さんをよく褒めてあげてください。
いちばん良くないのは「痛かった?」などと聞くことです。
せっかく頑張ったのに、次の治療が嫌になってしまいます。
私たち治療をする側としても、極力痛くないようにしているわけですが、むし歯の程度によっては、少し痛い事も無いとはいえません。
子どもながらに頑張ったことを褒めてあげてください。
『歯科の治療を受ける時は、大人の皆さんも緊張される、また、出来れば受けないで済めば、なんて思いませんか?
実際に初めて歯科医院に連れていかれるお子様方にとっては、何をされるか不安でたまらないと思います。
立川の小児歯科の近藤歯科クリニックでは、まずお子様の気持ちをほぐして、場所に慣れてもらうことから始めます。
もし、最初から嫌な思いをさせてしまうと、それがトラウマになって、お子さんの心を傷つけたり、お母様方にとっても、次に連れていきにくくなってしまいます。
実際の歯科治療に臨まれるお子さんの様子や、子供の歯科治療の進め方などを載せてみました。
立川の近藤歯科クリニックでは、“お母様、お父様がお子さんを連れていける時期”、それは歯が生え始める時期(8~9カ月)の赤ちゃんであっても、それでOKです。
はっきり何歳、いつ、というのはありませんが、歯が生えてきたらいつでもいいと思います。
当クリニックでは何歳でも歓迎です。
その時期に応じたお話しをいたします。
立川市で幼児歯科健診も1歳半、3歳とありますが、歯科医院に慣れておくとお子さんはいい子で歯を見せてくれます。
いきなり健診を受けると、短時間で多くのお子さんを診るスタイルなので、
押さえつけられてトラウマになる場合があります。
とくに、以前は3歳児健診では、健診時にお子さんたちはほとんど泣きませんでしたが、最近は泣く子が多いように感じます。
最初は泣いてしまっても、無理にユニットに座らせようとせず、根気よく慣らしていくことが大切です。もちろん、よくできた場合は褒めてあげてください。この時、褒めるのも、少し大げさくらいでいいでしょう。
近藤歯科クリニックは“褒めて伸ばす”方針で行きます。
2歳以下のお子さんは原則お母様の抱っこでいいでしょう。
慣れてきたら健診スタイルで。
“健診スタイル”とは保護者の方と歯科医師が向い合せに座り、お子さんは仰向けになり、頭を術者の方に、足を保護者の方にして診るスタイルのことです。
泣いているうちは、待合室の子供コーナーで遊んでいかれるといいでしょう。
☆お子さんがむし歯になったからと言って安易に歯を削らない。
⇒安易に歯を削ると、歯の硬組織(エナメル質、象牙質)が薄く歯の神経がダメージを受けやすいです。
☆乳歯、または生えたての永久歯の特性を考えて対処すること。
⇒生えたての乳歯、永久歯は歯の表面のエナメル質のアパタイト結合が弱く大変むし歯になりやすいのです。
この時期、甘いものを大人と一緒に食べていると、大人は歯がしっかりしているのでむし歯になりませんが、お子さんはむし歯になりやすく、いったんなってしまうとその進行は早いです。
☆お子さんの食生活、生活習慣について考えてみる。
⇒お子さんが小さいころ、とくに、小学校に入学前のころならば、悪い習慣(甘いものを食べる、よく噛まない、など)を治していきやすいです。
☆ご家族、ご兄弟、おじいさん、おばあさんのご協力が重要です。
⇒むし歯になったお子さんの場合、兄弟、お兄さん、お姉さんがいるか、おじいさんおばあさんが甘いものをあげていることが多いです。
☆重症化する前に軽度なうちに対処すること。むし歯、歯並びも。
⇒むし歯の早期の対処は大切ですが、歯並び、噛み合わせも早期の対処が重要です。
幼児期の歯並び、噛み合わせは遺伝的なものよりも環境的なものが強くでますから、その原因を考え対処していかなくてはなりません。
よく、「様子を見ましょう」などと言われることがありますが、診た歯科医師が原因がわからず、とりあえずそう言っている場合がありますので注意してください。
☆先々を考えた治療、予防処置をしていく。
⇒乳歯の中でも6,7歳に抜ける前歯、10歳過ぎまで持たせる奥歯と対処が違います。
また、永久歯の予防処置は常に最優先で行い、早期のむし歯にも乳歯と違い、即日対処です。
そして、2,3年後、さらに永久歯列完成の状態を予測して対処していきます。
☆乳児期0歳~1歳6カ月
この時期、むし歯が出来ることは滅多にありませんが、まだ、歯が弱いため、削らずに、むし歯の進行止めを塗ることがあります。
夜間の母乳に注意です。
⇒詳しくはこちら「乳児期0歳~1歳6カ月」
☆幼児期1歳7カ月~3歳
この時期も、むし歯は削らず、進行止めを塗るか、重度で穴が空いているときは、痛み止めの薬を詰めることもあります。
基本的に食生活への指導が中心です。
⇒「幼児期1歳7カ月~3歳」
☆幼児期3歳~5歳
まず、原因を確認し、甘いものをあげるのをやめてもらってから、処置をします。
最初はなるべく削らず、進行止めを塗るか、薬をつめて、進行が止まれば、
歯を削り詰め物をしていきます。
⇒詳しくはこちらへ「幼児期3歳~5歳」
☆幼児期5歳~6歳
お子さんに“なぜ、甘いものがよくないか”を説明し、理解してもらってから処置にはいります。
処置は3歳~5歳のお子さんとほぼ同じですが、永久歯の奥歯が生えていれば、予防を優先します。
⇒詳しくはこちら「幼児期5歳~6歳」
☆学童期(小学校低学年)
さらに、お子さんに“甘いものがなぜ、よくないか”を説明し対話をしながら、治療を進めていきます。
第一大臼歯のチェックを優先します。
⇒詳しくはこちら「学童期(小学校低学年)」
☆学童期(小学校高学年)
お子さんによっては“対話”が難しくなってきますが、出来る限り説明し、永久歯の処置をとにかく優先して治療を進めていきます。
永久歯のむし歯の場合は、早期の対処で対応しています。
⇒詳しくはこちら「学童期(小学校高学年)」
☆乳児期0歳~1歳6カ月
最初から歯ブラシを使わずにまずはガーゼなどでやさしくふいてあげてください。
“歯みがき”を楽しく、お子さんとふれあいながら、笑顔でやっていくことが大切です。
⇒詳しくはこちら「乳児期0歳~1歳6カ月」
☆幼児期1歳7カ月~3歳
上の前歯の間は“小帯”というヒダがあってこすられると痛いので、ここを触らないように注意してください。“歯みがき嫌い”になる場合、ほとんどがこれが原因です。
あと、甘い食べ物を憶えさせないことも大切です。
☆幼児期3歳~5歳
さらに、磨くことよりも、甘いものをあげないことが大切です。
おやつに工夫が必要です。
あと、この時期のむし歯はほとんどが奥歯です。
奥歯は必ず仕上げみがきをするときに特に注意です。
奥歯の歯と歯の間には、デンタルフロスを通してあげてください。
☆幼児期5歳~6歳
いよいよ、永久歯が生えてきます。
前歯は生え変わるのですぐに気づきますが、奥歯はつい見逃しがちです。
仕上げみがきの時、ときどき指で触って確認するといいです。
さらに、大事な時期なので、甘いものの癖をつけないようにしてください。
☆学童期(小学校低学年)
仕上げみがきでは、奥歯とともに、前歯も永久歯に生え変わっていますから、忘れないように、とくに前歯の表側がお子様のみがきにくいところです。
⇒詳しくはこちら「学童期(小学校低学年)」
☆学童期(小学校高学年)
仕上げ磨きを嫌がるようになってきますが、何とか続けてください。
まだ、大事な永久歯が生え変わり中ですから、目が離せないところです。
また、生え変わりも、最近、遅くなる傾向にあるので、歯科健診は定期的にいらしてください。
“歯並び”には、むし歯、歯周病と同じように、その歯並びになる原因があります。そして、その原因は、遺伝的なものによる原因と、環境的なものによる原因の2つがあります。
とくに、小学校低学年の時期までのお子様の場合、遺伝的なものよりも、環境的な影響が強くでます。
従来の矯正治療では、小学校高学年以上のある程度成長発育が進み、遺伝的傾向が大きくなる時期に、永久歯が生えるのを待って、矯正治療を始めるので、遺伝的傾向を重視していました。
しかし、遺伝的傾向が出てくるまで、ただ、“様子をみている”のはもったいないと思います。
小学校の歯科健診で小学校1年生の場合は、まだ、軽い歯の重なりだったものが、小学校5、6年生になると、歯の重なり(叢生)も重度になり、
噛み合わせにも支障が出はじめ、顔にも影響が出てくる場合も見られます。
ですから、ただ、“様子を見ている”のは、単に悪い歯並びを重症化させてしまう、ということができるでしょう。
矯正治療を早めに始めることももちろん大切です。
そして、環境的なものも、歯並びに良くない(身体にも良くない)ことは、なるべく早期に変えていく、ことも大切ではないでしょうか。
そして“よく、食べ物を噛んだり”、“食べる時の姿勢に気をつけたり”、“舌や口周りの筋肉の状態を良くしたり”すれば、自然なあごと歯列の健全な成長発育も期待できます。
このような、当クリニックのお子様方の歯並びについての考え方を書いてみました。
〇永久歯が重なって生えてきた
乳歯から永久歯への生え変わりはまず、下の前歯から始まります。
その際、ほとんどのお子さんは残っている乳歯と生えてきた永久歯が重なってしまいます。
このときの対応としましては、重なった乳歯を抜かずに、そのままの状態で経過をみます。
仮に乳歯を抜いたとしても、今度はその下に生えてくる永久歯のスペースがなくなるからです。
ただ、将来的には、前歯が重なってしまうことが予測されるので、前歯を使ってよく、噛むことを勧めます。
そうすれば、あごが自然に成長し、矯正の必要が無くなるか、もしくは矯正したとしても、軽度の状態で簡単に治すことができるからです。
〇歯みがきを嫌がるお子さんは?
歯みがきを楽しんで、遊びながら、ふれあい重視ですることです。
あとは上唇の裏の真ん中のヒダ(上唇小帯)をこすらないことです。
〇ちゃんと磨けているか診てほしい
1、2歳児の場合が多いですが、こう聞かれるときは、ほとんどちゃんと磨けています。
あとは、前の質問と重なりますが、ちゃんと磨こうとするあまり、お子さんを歯みがき嫌いにしないことが大切です。
幼児ですから、完璧には磨くことは難しいのと、甘いものを食べさせなければ、まず、むし歯にはなりません。
さらに、お母さんのお口の中の状態にも注意して、虫歯菌、歯周病菌を移さないように、普段から歯科で定期的に診てもらうことです。
〇幼児歯科健診で虫歯と言われた。
まず、むし歯になった原因を考えます。
そして、夜間の母乳を止めていく、甘い物をあげない、などの習慣を変えていくことが第一です。
むし歯に自体も、直ぐに治療、ではなく、習慣を変えれば、進行は止まりますから、それから、お子さんの反応を見て無理なく対処していきます。 最終的には、削って詰めることも多いです。
〇乳歯が抜けないのに永久歯が生えてきた。
場所によりますが、一般的には乳歯は抜きません。
お子さんをお連れするときに、「歯を抜く」などと言わないほうがいいです。
ただ、乳歯の犬歯は抜いたほうが歯並び的にいいと思います。
〇歯並びが心配
最近のお子さんの傾向としましては、歯並びの良いお子さんが少なくなってきています。
さらに、乳歯の歯並びから重なっているお子さんも多いです。
歯並びを良くするには、0歳児の授乳時から、12,3歳の永久歯萌出期まで、各年齢、時期ごとに注意点、アドバイスもありますから、遠慮
されないでどんどん質問してくださいね。
〇歯ぐきが腫れた
お子さんの歯ぐきは歯の根が弱ると、よく腫れます。
永久歯と違い、乳歯は根が溶けやすく(溶けないと永久歯との生え変わりに支障があるため)歯ぐきが膿んで腫れやすいのです。
さらに、体調が良くない、とくに発熱すると腫れやすいです。
高熱の場合は安静ですが、なるべく、歯科に来られる場合はいらして診せてください。
〇歯に色がついている
最近、エナメル質に着色しているお子さんを多く見かけます。
これはエナメル質形成不全といって、歯が作られるときにエナメル質の形成にいくらか支障があったことが考えられます。
お母様の体調がすぐれなかった状況が原因として考えられますが、すぐに削って対処する必要はありません。
フッ素が多く入っている歯みがき剤の使用をお勧めしています。
このときの対応としましては、重なった乳歯を抜かずに、そのままの状態で経過をみます。
仮に乳歯を抜いたとしても、今度はその下に生えてくる永久歯のスペースがなくなるからです。
ただ、将来的には、前歯が重なってしまうことが予測されるので、前歯を使ってよく、噛むことを勧めます。
そうすれば、あごが自然に成長し、矯正の必要が無くなるか、もしくは矯正したとしても、軽度の状態で簡単に治すことができるからです。
5本(永久歯7本、親知らずを入れると8本)×上下左右
前から、A・B・C・D・E(永久歯は1234567)
原則、後から生える永久歯(後続永久歯)に似ているが違うものもある。
A …後続の中切歯に似ている。大きさはその半分くらい。
B …後続の側切歯に似ている。大きさはその2/3程度。
C …後続の犬歯に似ている。大きさはその2/3?1/2程度。
D …後続の第一小臼歯に似ていない、特異なかたち。大きさは第一小臼歯とほぼ同じ大きさ。
E …後続の第二小臼歯に似ていない、その奥に生える第一大臼歯に似ている。大きさは第一大臼歯の2/3程度。
○ 歯の色は青白色(永久歯は黄白色)
○ 歯の根元のくびれが大きい
○ 乳歯の根は下に永久歯の頭があるため、開いている。
○ 歯の神経のある部屋(歯髄腔)は大きい。
…中等度のむし歯でも歯の神経が炎症を起こしやすいといえます。
・エナメル質
厚さは永久歯の半分程度。硬さは、有機質を永久歯より多くふくんでいるため、(乳歯:4.7% 永久歯:1.7%) 永久歯より軟らかい。
そして 無機質のCa(カルシウム),P(リン)もやや少ない。
エナメル小柱は太く、数も少ない。
酸に対しての耐性は低い。
・象牙質
厚さは永久歯の象牙質の半分くらい。
第二象牙質が作られやすい性質。
“第二象牙質”と歯の根(歯根)完成後に歯髄腔(歯の神経のある部屋)の壁につくられる新たな象牙質です。
歯は萌出後、新たにエナメル質は添加形成されませんが、象牙質は付加形成されます。
このはたらきは、歯がむし歯(う蝕)や、すり減り(咬耗)など、歯の消耗、負担に対して、神経のある部屋の壁を象牙質を厚くすることにより、自らを守っているということが出来ます。
・疼痛閾値が高い(痛みを感じにくい)
・感受性・抵抗性が低い(炎症を起こしやすい)
・血液の流れが多く活性が高い
・神経線維が少ない(痛みを感じにくい)
○ 乳歯はエナメル質も薄く、有機質は多く、無機質は少ないため、 むし歯になりやすい性質と言えます。
○ さらに、エナメル質内部の象牙質、神経はともに活性が高く、 その分むし歯や外傷などその時の状況に変化対応しやすい ともいえるでしょう。
○ したがって、“甘いもの”をお子様には与えず、 むし歯にさせないことが第一です。
○ しかし、むし歯になってしまった場合、 すぐに歯科医院で削ってしまうと、エナメル質も薄く、かえって歯の神経が炎症をおこしやすい。
……ではどうしたらいいのか?
・むし歯はすぐに削らず、(永久歯と違い、むし歯で痛みを感じにくい)歯科用セメントを詰めて様子を見る。
・甘いもの(糖)を止めてもらえば、第二象牙質が作られるので、その後削って詰め物をする。
・乳歯は永久歯とは性質がだいぶ違います。その乳歯の特徴を考えた対応が小児歯科としての治療なのです。
1.最初に下の前歯(2本)が生えてきます …下顎乳中切歯
男は8か月±1か月 女は9か月±1か月
2.次に上の前歯(2本)が生えてきます …上顎乳中切歯
男は10か月±1か月 女は10か月±1か月
3.次は上の両隣の歯(2本)が生えてきます …上顎乳側切歯
男は11か月±1か月 女は11か月±2か月
4.次は下の両隣の歯(2本)が生えてきます …下顎乳側切歯
男は1歳±2か月 女は1歳±2か月
5.次は上のひとつおいて奥歯(2本)が生えてきます …上顎第一乳臼歯
男は1歳4か月±2か月 女は1歳4か月±2か月
6.次は下のひとつおいて奥歯(2本)が生えてきます …下顎第一乳臼歯
男は1歳5か月±2か月 女は1歳5か月±1か月
7.次は上の犬歯(2本)が生えてきます …上顎乳犬歯
男は1歳6か月±2か月 女は1歳6か月±2か月
8.次は下の犬歯(2本)が生えてきます …下顎乳犬歯
男は1歳7か月±2か月 女は1歳7か月±2か月
9.次は最後の下の一番奥の歯(2本)が生えてきます …下顎第二乳臼歯
男は2歳3か月±3か月 女は2歳3か月±4か月
10.次は最後の上の一番奥の歯(2本)が生えてきます …上顎第二乳臼歯
男は2歳5か月±4か月 女は2歳6か月±4か月
1.最初に下の前歯が生え変わります …下顎中切歯
男は6歳3か月±7か月 女は6歳1か月±6か月
2.次に下の奥歯が生えてきます …下顎第一大臼歯
男は6歳5か月±8か月 女は6歳2か月±7か月
3.次は上の奥歯が生えてきます …上顎第一大臼歯
男は6歳8か月±8か月 女は6歳7か月±8か月
4.次に下の両隣の前歯が生え変わります …下顎側切歯
男は7歳3か月±8か月 女は7歳±9か月
5.ほぼ同時に上の前歯が生え変わります …上顎中切歯
男は7歳3カ月±8か月 女は7歳±7か月
ここが小児矯正の開始時期です。
6.次に上の両隣の前歯が生え変わります …上顎側切歯
男は8歳5か月±8か月 女は8歳±8か月
7.次に下の犬歯が生え変わります …下顎犬歯
男は10歳2か月±11か月 女は9歳3か月±9か月
8.同時に上の第一乳臼歯が生え変わります …上顎第一小臼歯
男は10歳±1歳1か月 女は9歳4か月±1歳
9.次に下の第一乳臼歯が生え変わります …下顎第一小臼歯
男は10歳2か月±1歳1か月 女は9歳7か月±11か月
10.次に上顎犬歯が生え変わります …上顎犬歯
男は10歳10か月±1歳1か月 女は10歳2か月±11か月
11.次に上の第二小臼歯が生え変わります …上顎第二小臼歯
男は11歳1か月±1歳4か月 女は10歳7か月±1歳3か月
12.次に下の第二小臼歯が生え変わります …下顎第二小臼歯
男は11歳4か月±1歳3か月 女は10歳9か月±1歳4か月
13.次にいちばん奥に奥歯が生えてきます …下顎第二大臼歯
男は12歳5か月±1歳2カ月 女は11歳8か月±1歳1か月
14.最後の奥歯が上に生えてきます …上顎第二大臼歯
男は13歳3か月±1歳 女は12歳9か月±1歳4か月
乳歯の場合は最初に生えてくる乳中切歯以外、男女差はないですが、永久歯の場合は女児のほうが歯の萌出ははやくなっています。
これは二次性徴の出てくる時期に影響されています。
あと、小児矯正では、「上顎の犬歯の萌出までに、前歯4本のスぺースをつくっていく」という考え方ですから、それから逆算しますと、横線の時期、“上の前歯、中切歯”が2本生えてきた時期がベストと言えます。
生後半年ほどで生えてきた乳歯が6歳頃から抜け、いよいよ永久歯が生えてきます。永久歯への歯の生え変わりは成長過程として、お子さんも親御さんもうれしいものです。
ただし、乳歯が抜けてもなかなか永久歯が生えてこなかったり、乳歯がグラグラしていないのに下から永久歯が出てきたりすることがあります。
そのような不安がありましたら、歯科医院にお早めに相談してください。
5歳半
最初に下の前歯2本=中切歯
6歳
上の前歯2本=中切歯(6歳)、この前歯とほぼ同時に、下の奥歯=第一大臼歯、6歳臼歯が生えてきます。
7歳
下の前歯残りの2本=側切歯が中切歯の両側に生えてきます。
8歳
上の側切歯が生えてきます。『この上の側切歯がなかなか生えてこない』と心配される親御さんが多いですが、希にもともと無い(先天性欠損)こともありますが、ほとんどの場合は生えるスペース不足でつっかえているのです。
9歳
一段落して、下の犬歯と上の前から4番目の第一乳臼歯が抜けはじめます。下の歯のは、前から順番に、上は子どもの犬歯はまだ抜けずにその1本奥の歯が抜けるのです。そして下の犬歯と上の第一小臼歯が生えます。
9歳半
後は上の第二乳臼歯(乳歯の一番奥の歯)が次に抜け、ほぼ同時に上の最期の生え変わりの乳歯の犬歯が抜けます。この時が床矯正治療最大の山場、ご本人がよくご飯を噛んで食べてくれればまず、綺麗に並びます。
11歳
最後は下の乳歯の一番奥の第二乳臼歯
12歳
ちょうど、中学1年生の夏ごろ一番奥の永久歯=第二大臼歯、12歳臼歯が生えてきて、永久歯の歯並びが完成します。さらに親知らずがある人(最近のお子さんは半分くらいあります。)は、大人になってから抜かなくてはならないかどうか、経過観察です。
矯正治療をしていると、生まれつき歯の本数が少ないお子さんを見かけます。
割合的にはけっこう多く、20?30人に1人、レントゲンを歯科で撮らないお子さんを含めると、1クラス(30?40人)に2人はいる感じがします。
歯の少ない場所として多く見られるのは、下の第二小臼歯、次に下の側切歯です。両側無い場合もありますし、片側だけの場合もあります。
殆どの場合、矯正治療の前に分かれば、対処可能です。
人によっては、歯がとんでもない所に生えて来ることがあります。
最も注意しているのが犬歯(糸切り歯)の生えてくる方向です。この犬歯が前の方に、側切歯の上に生えて来ることがよくあるのです。
放っておくと、永久歯である側切歯の根を溶かしてしまい、ダメにしてしまうこともあります。
矯正治療では、犬歯がなかなか生えてこない場合、レントゲンを参考に潜っている犬歯の上の骨を削って犬歯の頭(歯冠)を出し、そこに矯正の装置をつけて引っ張り出します。
最近のお子さんの傾向として、以前とは違い傾向がでてきましたので、以下、挙げてみます。
① 歯の本数が少ない。
とくに永久歯で第二小臼歯が少ないことが多いです。
② 歯の生える時期が遅くなっている。
前歯の生え変わりも6,7歳と一般的に言われていますが、小学校3年生(8,9歳)になっても生え変わっていないお子さんがみられます。
その場合、レントゲンを撮って確認されたほうがいいと思います。
③ 歯の生える方向がおかしい。
小児矯正を近藤歯科クリニックでは行っていますが、歯の生える方向も本来の方向でなく、矯正治療、外科処置などで、修正が必要なお子さんが多くなってきているように感じます。
とくに上顎の犬歯は生え変わりの最後に出てくる歯(小学校5,6年)ですが、生える方向によっては、歯並びが悪くなるだけではなく、すでに萌出している、必要な永久歯にダメージを与えることもあります。
これは、全般にお子さんたちのあごの大きさが小さく(成長が悪く)なっていることに原因があると思います。
生えたての歯が白く濁っていたり、少し黄色くなっていることがありますが、これは、エナメル質の形成が弱い(不完全な)状態の歯です。
すぐに歯科医院に行って治療をしてもらう必要はありませんが、むし歯になりやすい状況ではありますから、甘いものはあげずに、歯科医院で定期的に診てもらってください。
白っぽい濁りが広がっていないか、むし歯になっていないか、よくチェックいたします。
・乳幼児期に多くの食材を体験させる
・生後4カ月過ぎからできる食育
・乳児期を過ぎると、牛乳でカルシウムは吸収できません
・ご飯が食事の基本
・子どもの飲み物は、水・麦茶・ほうじ茶
・よく噛んで、すくすくと
・恐い清涼飲料水
・子どものおやつ
・子どもの1週間の献立例
近藤歯科クリニック院長 近藤哲夫
家族は妻と子供2人(二人とも大学生)
ワンちゃんを3匹飼っています。(シーズー、チワワ、パピヨン)
趣味 登山(息子と日本百名山を登る。完登まであと7座)
歩くこと、花、自然が好きです。
毎日犬(パピヨン)の散歩1時間しています。
平日の午後4時を過ぎると、近藤歯科クリニックは急ににぎやかになってきます。小児歯科治療、小児矯正治療のお子さんたちがいっせいに来られるのです。
歯を削る「キーン!」という音も、歯科特有の刺激臭もなく 、ただ、お子様たちがスタッフの歯科衛生士と普段通りに話している声や、子供コーナーで遊んでいる声、お母様方とお子さんとのおしゃべりや笑い声であふれます。
泣く子もいませんし。お子さんたちも、無理やり歯を削られたり、いきなり怖いことをされないと安心していますので、 みんな普段通りにリラックスしています。
やたらに歯を削らず、身体の免疫力、抵抗力を引出し、決められた時間内で、急いで治療を済ませたいという、大人の都合を置いておいて、 お子さんとの対話を重視、処置前にはお母様方、お子さんに丁寧な説明、さらに治療方針は、原因を考え予防を重視という方針 でやってきた結果、当クリニックがこのような穏やかな従来の歯科医院らしくない空間になったのだと思います。
当クリニックのスタッフたちも、優しく、子ども好きで、よく協力してくれます。
この自然あふれる立川で永年、歯科クリニックを続けてこられ、初期の頃からいらしているお子さんは大人になり、お母さんになり、クリニックも日々進化し続けることができるのも、患者さん、サポートしていただける業者さんのおかげと、感謝の気持ちを忘れないように肝に銘じながら、診療しております。
来院されたお母様、お父様方、どのようなことも、簡単なことも、どうぞお気軽にご質問ください。
経歴
昭和62年 日本歯科大学卒業
平成 8年 立川市高松町に近藤歯科クリニックを開院
平成13~17年 立川市歯科医師会公衆衛生担当理事
平成19~23年 立川市歯科医師会学術担当理事
平成20年 立川市西砂小学校歯科校医
平成30年 医療法人社団 徳梓会 近藤歯科クリニック開設
[近藤 哲夫1]
当医院名 | 近藤歯科クリニック |
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診療 科目 |
小児歯科・矯正歯科・ 予防歯科・一般歯科・小児矯正 歯周病・義歯・歯科口腔外科 (外来環算定歯科) |
医院 住所 |
〒190-0011 東京都立川市高松町 2-25-3 メープル立川1F |
TEL・FAX | 042-524-0722 |
総合HP | https://kondo-shika-shinbi.com/ |
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